資本主義と社会主義
2017.11.14
社会
中学3年生は、歴史や公民の授業で様々な語句を習います。その中で、違いがわかりにくいものを紹介します。
〈資本主義〉
・個人が自由に資本を持つことができる
・資本を持つ人(資本家)が労働者を雇って生産,商売をすることができる
〈社会主義〉
・資本は国有か公有(個人が自由に資本を持つことはできない)
・自由競争は許されず,国が立てた計画に従って生産が行われる
あまりピンと来ないかもしれませんが、それぞれ良いところもあれば悪いところもあるのです。
資本主義経済は、経済を発展させるために競争させることでよりよいものを作るようにします。日本の車や電化製品などは、こうして大きく発展を遂げました。しかし、貧富の差が生まれてしまいます。儲かる人は儲かるけれど、儲からない人は儲からない。その差がどんどん広がってきています。
社会主義の場合、国が給料を管理するため、どんなに頑張って働いても、怠けながらだらだら働いても貰える給料は平等です。不景気が起こらないように調整できるのです。これにより、「よし、他の会社に負けない製品を作るぞ!」といった競争が生まれず、「あいつはいい加減な仕事しかしないのに、同じ給料なのであれば、自分もいい加減に働こう」となってしまう危険性があります。
大事な語句なので、中学3年生は特に、しっかり覚えておきましょうね
※こちらの内容はヒーローズ御前崎校、菊川校、袋井校、袋井南校、見付校のご好意により許諾を頂いて転載させて頂いております。